GLP部会

実験ノート(ラボノート)の記載項目について

2023年9月11日
日本QA研究会GLP部会
第16期(2022-2023年度)
第5分科会第1グループ

第14期のGLP部会・特別プロジェクトAにおいて、アカデミアにおける研究不正の問題にJSQAとしてどのような対応ができるかを検討する目的で「科学研究の信頼性の検討」をテーマとして活動を開始しました。”ねつ造・改ざん・盗用”の不正防止には適切なラボノートの使用と適切な記載が不可欠であることから、第14期の活動において、教育資料として利用可能な信頼性保証業務の経験を踏まえたラボノートを作成することとし、ラボノートに関する一般的な注意事項と記載項目等の調査・検討を進めました。

第16期のGLP部会・第5分科会1グループ(L-5-1)では、特別プロジェクトAから「科学研究の信頼性の検討」のテーマを引き継ぎ、活動を行ってきました。本成果物では、第14期の活動において検討された「ラボノートシステムを”ねつ造・改ざん・盗用”の不正防止にどのように役立てるか」という内容を再整理し、教育資料として利用可能な形とすべく、ラボノートの一般的な注意事項と記載項目をまとめました。

本成果物が各企業・大学・研究機関等における科学研究や基礎研究の信頼性向上の一助となることを期待し、今回の検討結果を非定型成果物として広く一般に公開いたします。
本成果物では、できる限り具体的に要点と考え方を示すことに心掛け、研究の信頼性に関する課題解決のヒントとなるようにいたしましたので、ご活用いただければ幸いです。

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