
日本QA研究会の会長を拝命致しました。身の引き締まる思いです。本会は1992年の設立以来、医薬品、医療機器、再生医療等製品、農薬、化学物質等の信頼性保証に係る情報発信、研鑽や人材育成、提言などの活動を通じて、健康と福祉の向上に貢献しています。今後とも、ビジョン、ミッションのもとに、会員の皆様とともに関係団体と連携し信頼性保証の向上に努めていく所存です。
医薬品・医療機器等の研究開発、生産、供給にあたっては、安全性、有効性のデータや品質などについての信頼性保証が前提であり、企業の責務として、使用者の安全、安心にとって、信頼性保証は重要です。このため様々な基準がGxPとして国際的に取り入れられてきました。
我が国は、本格的な超高齢社会にあり、安全性、有効性の確認された有用な医薬品・医療機器等の開発、安定供給の確保等のニーズが高まっています。研究開発・生産・流通はグローバル化が進み、多くの様々な企業、団体、アカデミアが関わり、ITやAI、バイオ、ロボットなどの新技術や革新的な製品の研究開発が進んでいます。
本会の特徴は、多様な業種、業態の企業、信頼性保証の実務の担当者が会員であることです。実務の多様な立場から、GxP業務の理解や質的向上、人材育成に引き続き取り組むほか、信頼性保証業務への新技術の導入、革新的製品の信頼性保証、関係者の連携などの新たな課題への検討が必要となっています。
会員の皆様とともに、関係企業、団体、行政、大学・研究機関、国際機関からのご協力とご指導を賜りつつ、科学技術の進歩と開発・生産のグローバル化に対応した、本会の活動の一層の進展を通じ、社会へ貢献していきたいと思います。何卒、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人日本QA研究会 会長 成田 昌稔
会長略歴
1982年 3月 東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了
1982年 4月 厚生省入省(薬務局、生活衛生局等、環境庁、富山県へ出向)
2003年 7月 厚生労働省大臣官房厚生科学課研究企画官
2004年 8月 厚生労働省医薬食品局化学物質安全対策室長
2005年 4月 医薬基盤研究所企画調整部長
2008年 7月 医薬品医療機器総合機構上席審議役
2009年 7月 厚生労働省医薬食品局審査管理課長
2011年 8月 医薬品医療機器総合機構理事
2013年 7月 厚生労働省大臣官房審議官
2015年10月 厚生労働省退職
2016年 5月 食品薬品安全センター理事(2021年5 月まで)
2017年 6月 医薬品・食品品質保証支援センター代表理事(2021年6 月まで)
2017年10月 日本薬剤師研修センター代表理事等(2021年6 月まで)
2021年 6月 東京医薬品工業協会理事長(2025年7 月まで)
